平成18年10月2日 地車囃子で演奏する「鉦」の製造工場を見学してきました。

場所は大阪府内の某所(先方さんの希望により、会社名は伏せてほしいとのこと)。
今回は在庫分を見せていただきました。

写真は1尺

さすがに新品は光ってます。

鉦を吊る穴のある羽は3ヶ所

希望により刻印する場合は専門工場で加工します(費用別途)


若葉会:「すぐに割れたことはありますか?」

A社:「1〜2ヶ月で割れることはまず、ありませんが、演奏者によっては同じ所を力強く打ち続ける方がいます。
そのような場合はヒビが入りやすくなります。長く使って頂くには、できるだけ”回る”ように叩いてほしいですね。
この時期(9〜10月)、泉州・岸和田地区で多いのですが、練習に気合を入れすぎて本番直前に割ってしまい、
慌てて注文が入ることもあります(笑)。」

若葉会:「鋳造・研磨などの過程を終え、仕上がった時点で良い音の鉦を有力者が先に”抜く”ことがあると聞いたのですが・・・」

A社:「そんな噂があるのですか。飛ぶように売れる製品でもないので、特別扱いで見てもらうことはありません。
演奏者の好みがありますので、例えば音が高い方が良いとか、低い方がとか。
在庫がたくさんある時(春頃)に見て頂ければ、たくさんの中から好みの音がする鉦を選んでもらうことはできますが、
選ばれている基準は様々のようです。春頃にまとめて作ることが多いので、冬にほしいと言われた場合、
在庫が少ないので選択の幅が狭まりやすいですね。」

若葉会:「音にこだわりを持っている演奏者はおられましたか?」

A社:「過去に尺2寸で高音にこだわりを持った方の依頼で製造したことがあります。
地金の配合比率で”錫(スズ)”の分量を変えました。かなりの金額になりましたが喜んで頂けました。」


写真は9寸

無理を言って色々、見せて頂きました。


9寸に紐を付けて持って頂き、撞木で少し叩かさせて頂きました。

A社:「納入価格の話ですが、在庫分は★★万円ですが原材料が高騰してるので、
次回製造ロットと特注品は3〜4割UPになります。

あんまり儲かる商品でもないので、原価が上がると価格を抑える事ができなくて・・・。」

こんな所まで中国経済の影響が!



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